第183章 皆が興奮している

橘健吾もまた、そこに転がる莫大な商機を敏銳に嗅ぎ取っていた。彼は即座に膝を打った。

「でかしたぞ! ミキ、今回のお手柄は大きい!」

「すぐに工場へ指示を出して、まずは小ロットで試作品を作らせよう! デザインコンテストの結果発表と同時に、受賞の箔とこのデザインがあれば、市場で爆発的なヒットになるのは間違いない! 我が橘ジュエリーの知名度も、これで一気にランクアップだ!」

橘健吾の計画を聞きながら、橘美姫の顔には満面の笑みが咲き誇った。まるで自分が表彰台に立ち、衆人環視の中で称賛を浴びている光景が、すでに目の前にあるかのように。

このデザイン画の本当の出処がもたらすかもしれないリスク……...

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